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2018 年度 研究成果報告書

人間活動に伴う生物移動の実態の解明―貝類の増養殖事業のグローバル化が及ぼす影響

研究課題

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研究課題/領域番号 15K07540
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 水圏生産科学
研究機関東北大学

研究代表者

大越 和加  東北大学, 農学研究科, 教授 (20233083)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード海洋生態系 / 多毛類 / 貝類養殖 / 外来種 / 攪乱 / サステイナビリティ
研究成果の概要

今世紀に入り、人為的攪乱は人類が抱える世界共通、かつ、最大の課題のひとつとして認識されるに至った。海洋においても、水産資源として、または増殖・養殖事業に伴い、生物が自然な分布拡大の速度をはるかに上回る速度で大量移動することにより、沿岸域の生物生産構造が変化し、水産資源の安定した供給が危ぶまれている。本研究では、増殖・養殖事業のグローバル化がもたらす生物の人為的な移動が沿岸域に及ぼす影響について世界規模で展開した結果、養殖業において大きな被害を与える種群について、複数種の種の混同が明らかになり、整理された。この事実は、問題となる種群が大規模に移動しすでに分布を拡大していることを示している。

自由記述の分野

水産環境学

研究成果の学術的意義や社会的意義

今日では、人為的攪乱は人類が抱える世界共通、かつ、最大の課題のひとつとして認識されるに至った。海洋においても、水産資源として、または増殖・養殖事業に伴い、生物が自然な分布拡大の速度をはるかに上回る速度で大量移動することにより、沿岸域の生物生産構造が変化し、水産資源の安定した供給が危ぶまれている。本研究は、貝類とその貝類の貝殻に穿孔する多毛類を用いることにより、増殖・養殖事業のグローバル化がもたらす生物の人為的な移動が沿岸域に及ぼす影響について正しく理解し、科学的根拠に基づく対策へと繋げることを可能とするものである。

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公開日: 2020-03-30  

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