研究成果の概要 |
本研究では、エビ類において細胞等の活性化を制御するサイトカインとホルモンとのクロストークに着目し、エビ類特有の内分泌機構から見た新たな疾病予防対策を目指した。 インスリン様成長因子群や窒息ストレス負荷時に発現するMjHIF-1α, βとその関連遺伝子が明らかとなった。その結果、MjHIF-1αとMjVHLは腸管に高い発現を示した。MjHIF-1α、βはエビの腸管の上皮細胞に発現が見られた。アポトーシスに関わる細胞チェックポイント関連遺伝子については、H2O2添加海水にエビを暴露したところ、鰓細胞でこれらの関連遺伝子の発現が有意に上昇した。、基盤的知見は得られたので、現場への応用研究が期待される。
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