研究課題
イカの卵は受精後に卵塊中で発生段階を経る過程で卵径が約2倍にも膨張する。申請者らは卵塊の分泌組織である輸卵管腺に同現象の誘発活性を新たに見出し、同画分からの卵膜膨張因子(Chorionic Expansion Inducing Factor:以下CEIF))の特定を試みている。本年度は昨年度より一段階精製、段階を進め、候補因子の絞込みを行った。
3: やや遅れている
輸卵管腺の抽出液の分画、および独自に作成したDBから卵膜膨張因子候補がある程度までは絞り込めてきたものの、完全に特定はできていないため一年間の延長を決定した。
例年通り秋に函館、冬に高知のスルメイカ個体を用いて調製画分、および人工受精卵を用いることで今年度中のCEIFの特定を目指す。
CEIFの特定が完了しなかったため。
すべて 2017
すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)
PLOS ONE
巻: 12 ページ: e0182261
10.1371/journal.pone.0182261