研究課題
基盤研究(C)
本研究では、今まで明らかになっていない血合肉に含まれる低分子セレン化合物の栄養有効性と抗がん活性を評価した。その結果、マグロ血合肉から希塩酸で抽出した中に含まれる低分子セレン化合物の栄養有効性は、亜セレン酸ナトリウムおよびマグロ血合肉粉末よりも低いことが示唆された。化学物質によって惹起した大腸前癌病変モデルマウスを用いて、血合肉から希塩酸で抽出した中に含まれるセレン化合物の抗がん活性を評価したが、セレン以外の化合物の影響により、セレン化合物の抗がん活性を明らかにすることはできなかった。
栄養化学