研究課題
基盤研究(C)
本研究では,雨滴,風を外力とした水田土壌の再懸濁および再懸濁に伴う懸濁物質の挙動について検討するとともに,水田からの懸濁物質の流出を抑制する方策について検討した。主な結果は,次のようにまとめることができる。(1)田面水の水深が浅いときは,雨滴が水面に衝突することで土壌が再懸濁する。(2)畦畔付近では,降雨時に田面水が懸濁しやすい。(3)溝畔を無植生にすると降雨時の懸濁物質流出量が増加する。(4)水田水尻からの流出水量を抑制することで懸濁物質流出量も軽減することができる。
水質環境工学,流域工学