人工光型植物工場における速度変数(量の時間変化を表わす変数)の計測に基づいて、資源(電気エネルギー、光エネルギー、水、二酸化炭素、肥料、栽培空間など)の投入速度を資源利用効率および資源量生産性の面から最適化する方法を検討した。その結果、栽培室内の植物群落の正味光合成(二酸化炭素吸収)速度、暗呼吸速度、吸水速度のそれぞれをエネルギー・物質収支式にもとづいて算定できた。本研究の成果に基づいて、人工光型植物工場に適した環境制御の考え方と研究方法論の考察を進めた。本研究成果の一部は、Smart Plant Factory (Springer社, 2018)のchapterとして掲載されている。
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