研究課題
下垂体前葉は様々な重要な役割を担っていることはよく知られているが、発現遺伝子の全貌は、全ての動物種で明らかになっていない。本研究では、発情期と排卵後期におけるウシ下垂体前葉における発現遺伝子を、網羅的手法である次世代シーケンサーを用いたRNAseq法により解析した。ウシ下垂体前葉では、12,769遺伝子が発現していた。遺伝子の発現量の指標であるRPKM値の合計のうち、約30~40%は、下垂体前葉ホルモンが占めていた。発情期と排卵後期の間で比較すると、有意に発現量の異なる 396遺伝子が見つかった。ウシ下垂体前葉では、259の受容体と364のバインディングプロテインが発現していることも解明された。発情期と排卵後期の間で有意差のあった396遺伝子を用いて、重要なパスウェイを調べたところ、GPCR遺伝子発現を結びつけるパスウェイ等が見つかった。本研究からは重要な遺伝子が発見された。
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Reproduction, Fertility, and Development
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