RNA-seq法により、ウシ下垂体前葉では、12,769遺伝子が発現していること、さらに発情期と排卵後期の間で比較すると、有意に発現量の異なる 396遺伝子を発見した。396遺伝子の中には、新規のGPCR型受容体、ならびに、バインディングプロテインが含まれていた。ウシ下垂体前葉では、259の受容体と364のバインディングプロテインが発現していることも解明された。発情期と排卵後期の間で有意差のあった396遺伝子を用いて、重要なパスウェイを調べたところ、GPCRと遺伝子発現を結びつけるパスウェイ等が見つかった。新規のGPCR型受容体には、GnRH受容体を含む脂質イカダに乗るものもあった。
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