高能力種雄牛の産子計200頭の腎周囲脂肪由来ゲノムDNAを供試した。脂肪組織内のDNAメチル化割合を算出した。また,DNAメチル化割合の結果と枝肉成績との相関解析を行った。その結果,種雄牛Aが子,種雄牛Bが父という親子関係にある高能力種雄牛であり,それらの産子における34種類の遺伝子上流域の高メチル化割合の傾向は類似している傾向にあったが,数種の特徴的な遺伝子上流域が明らかとなった。種雄牛AおよびB間で比較すると,Aの方の産子の枝肉成績が良いことが知られており,CHFRの高メチル化割合との関係性が強いと推察された。
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