研究課題
基盤研究(C)
アギトアリ、オオハリアリの毒嚢・毒腺のトランスクリプトーム解析と毒液のペプチドーム解析を行った。アギトアリの毒嚢・毒腺では、Pilosulin-like peptideと名付けた6種類のペプチドをコードする転写産物が大部分を占めていた。ペプチドーム解析では新たに2種類のPilosulin-like peptideを発見した。これらのペプチドは抗菌性、ヒスタミン遊離活性、溶血活性を示した。微量成分である4種類のICK-like peptideの一部はショウジョウバエのナトリウムチャネルに対して阻害活性を示し、これらが昆虫に対する神経毒であることを確認した。
生化学