微生物燃料電池(MFC)は、様々な有機性排水から直接発電できる新規リアクターである。しかし、発電のメカニズムは殆ど解明されていない。本研究はメタゲノム解析により電子フローを解析して、発電メカニズムを解明することが目的である。 それぞれ異なる負極を持つ3台のMFCを培養した。比較として、開回路で培養したMFCも培養した。負極上に形成されたバイオフィルムの遺伝子配列をWGS法で決定して、メタゲノム解析を行った。その結果、シグナル伝達系遺伝子群が閉回路サンプルで多く検出され、微生物発電において重要な役割がある可能性が示唆された。
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