自主管理型公共空地の管理運営のモデル構築を目指した活動を、京都市のちびっこひろばを対象として実施し、活動成果や課題を明らかにした。管理運営支援の取り組みでは住民主体が重要だが高齢化した住民への負担軽減がなければ持続可能性は望めないため、民間企業による管理運営支援を中心に取り組んだ。運動教室等のイベントを行い回収した参加費を同じ企業が広場での公益的イベントに還元した。体力測定やアンケート調査から地域住民の健康増進や広場の活用促進への寄与が確認できた。参加者数増加の課題があるが、民間企業が参入してイベントを実施し、回収資金を公益的なイベントに還元する新しい管理・運営モデルの有用性が示唆された。
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