本研究では(1) Eutrema salsugineum完全長cDNAを用いた耐性付与遺伝子の探索、(2) シロイヌナズナaccession間に見られる高温耐性バリエーションのQTL解析の2つの研究を進めた。(1)は、転写因子と高温ストレス発現変動遺伝子をターゲット遺伝子とし、組換え植物を整備・スクリーニングすることで、高温耐性付与遺伝子を単離した。得られた遺伝子はモデル作物Micro-Tomに導入後、作物での耐性を評価した。(2)は、シロイヌナズナEi-2(高温感受性)とDa(1)-12(高温耐性)のQTL解析より、高温耐性QTLを検出後、NILsを用いてQTLのファインマッピングを行った。
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