研究課題
基盤研究(C)
植物性ポリフェノールの一種であるエラジタンニン類は、その分子がグルコースと没食子酸のみから構成されているにもかかわらず、数百種以上の化合物が知られている。興味深い生物活性を示すものも多く、医薬品資源としての可能性を秘めている。しかし、それらの化学合成研究は進んでおらず、比較的単純な分子の全合成例が知られているのみである。そこで本研究では、没食子酸の芳香環部分のカップリング反応を基軸として、複雑な構造を持つエラジタンニンの合成を行なった。
有機合成化学