1) 抗酸菌感染症の原因菌や関連菌に対して抗菌活性を示す新規化合物として、放線菌の培養液中より、14員環マクロラクタムを基本骨格とするKM17-28物質及び四環性キノン構造を有するOPMA02852物質を発見した。2) 抗MRSA剤stemphone類及び抗真菌剤tanzawaic acid類の作用機序について研究し、stemphone類がMRSAの細胞壁合成に関わるFemAに作用すること、またtanzawaic acid類の標的候補タンパク質として、真菌のlysineの生合成に関わるhomoisocitrate dehydrogenaseを同定した。
|