研究実績の概要 |
平成29年度には,以下の課題研究を実施した. 計画Ⅰ-① azafluorenone骨格を有するonychine及びindenoisoquinoline類の合成を実施できた。数種類の誘導体について,活性評価試験を実施した。成果の論文掲載が決まった。 計画Ⅰ-② Protoberberineアルカロイドalanglumkloid A及びBの全合成達成後,各ステップの反応条件,収率の最適化を終えた。合成中間体と含め活性評価試験を実施し,医薬素材の探索研究を継続中である。成果の論文が掲載された。計画Ⅰ-③ Phenanthridine構造のasiaticumine Aの不斉全合成を達成でき、構造中のキラル中心の絶対配置がS配置であることを明らかにした。現在論文発表の準備中である。 計画Ⅱ-① pyrrolo[2,3-c]quinoline骨格のtrigonoine Bの全合成を実施したが、完成には至らなかった。研究を継続し全合成を目指す。また、同じ骨格をもつ誘導体のmarinoquinoline A, B及びEの全合成を達成した。合成中間体と含め活性評価試験を実施し,医薬素材の探索研究を実施中である。現在,論文として発表する準備を進めている。計画Ⅱ-② 五環性海洋産アルカロイドamphimedineの全合成研究を実施したが、完成には至らなかった。研究を継続し全合成を目指す。
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