研究課題
基盤研究(C)
本研究では、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の早期発見法の確立を目指して、申請者らが独自に開発したペプチド配列特異的な蛍光誘導体化反応を応用し、COPDのバイオマーカーであるプロリン‐グリシン‐プロリンという配列のトリペプチドを定量できる技術の開発を行った。その結果、喀痰を直接蛍光反応に付し、得られた反応液の上清を高速液体クロマトグラフィーによって分離・検出するのみで、COPD患者の喀痰に含まれる微量の標的マーカーを簡便に定量することに成功した。
分析化学