がんの簡便かつ早期診断法確立のため、アクチベータブル蛍光プローブにリポソームDDS技術を導入した新規近赤外蛍光イメージング製剤を作製した。実際には、リソソーム内タンパク質分解酵素カテプシンBによる酵素特異的切断を受けて蛍光特性を示す近赤外蛍光アクチベータブルプローブ(P-ICG2)を、マクロファージ標的性を有するホスファチジルセリン修飾リポソームに内封した製剤(P-ICG2-PS-Lip)を調製した。P-ICG2-PS-Lipはマウスマクロファージ様RAW264細胞内にて特異的に蛍光を発し、KLN 205固形がん担がんマウスを用いた検討では、固形がんの近赤外蛍光イメージングに成功した。
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