今後の研究の推進方策 |
これまでに構築したSHIP2アッセイ系では、基質としてIns(1,3,4,5)P4(Inositol 1,3,4,5-tetrakisphosphate)を用いていた。SHIP2の生体内の基質がリン脂質PIP3であることを考えると、PIP3の脂肪酸に相当する原子団が欠けているIns(1,3,4,5)P4では、化合物のSHIP2阻害能を見落とす可能性が考えられた。そこで、脂肪酸に相当する原子団を有する基質を用いたアッセイ系の構築を再び試みる必要がある。 また、新たに同定したヒット化合物の構造最適化を試みる。
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