研究課題
基盤研究(C)
本研究ではレドックス反応に応答するニトロキシルラジカルで修飾したリン脂質を合成し、レドックス感受性リポソームを作成した。ニトロキシルラジカル単独ては生体内半減期が短く、腎障害などを有する疾患モデルでは生体内レドックスを測定することが困難であったが、リポソームにしたことで体内滞留性を高めることに成功した。これにより、健常動物と病態モデル動物の間でのプローブ濃度の差を軽減することができ、生体内レドックスの非侵襲的測定の対象となる疾患の拡大が期待される。
生物物理