三量体G蛋白質Gβγサブユニットと直接相互作用し、活性化するRhoファミリー低分子量G蛋白質特異的活性化因子(RhoGEF)の1つであるPLEKHG2は、その活性中心であるDblホモロジー(DH)ドメインやpleckstrinホモロジー(PH)ドメイン以外の機能ドメインは明らかではない。本研究では、Gβγサブユニット以外の分子とPLEKHG2の相互作用を介した機能調節について検討し、PLEKHG2に対し、三量体G蛋白質Gαsサブユニットおよびチロシンキナーゼの1つであるABL1は相互作用を介して抑制的に、FHL1は、相互作用を介して活性化方向に作用することを見出した。
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