Compound K (6, 6’-dihydroxythiobinupharidine)による抗菌活性機構及び既存抗菌薬との併用効果機構について解析を行った。Compound KはDNA複製に重要なtopoisomerase IVを阻害し、その阻害様式はシプロフロキサシンやノボビオシンとは異なる新しい様式であることが示唆された。またバンコマイシンとの併用効果は、バンコマイシン耐性遺伝子群の発現抑制ではなく、結合標的であるD-alanyl-D-alanineの存在量を復活させることによることもわかった。
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