研究課題
基盤研究(C)
既存薬が有効でない「難治性てんかん」の制御機構を明らかにし、創薬開発へと繋げるため、本研究では以下3項目を実施した。まず第一に、難治性てんかんに有効な「ケトン食療法」に着目し、抗てんかん作用を示す乳酸脱水素酵素阻害剤を同定した。第二に、アセト酢酸(ケトン食の代謝産物)が電位依存性カルシウムチャネルを阻害することを見出し、抗てんかん作用を有するアセト酢酸類似体も同定した。最後に、難治性てんかんモデルマウスの発作制御に、アセチルコリンが関与していることを見出した。
神経生理学