研究課題
基盤研究(C)
Shhは、毛法形成に極めて重要な形態形成因子である。初期毛包形成(early anagen)におけるShhシグナルの上流の機序は明らかではなかった。Tnfrsf19の発現パターン解析、遺伝子改変細胞のパッチ法による移植試験から、Tnfrsf19シグナルはShhシグナルの上流ではたらき、表皮ケラチノサイトに発現することがわかった。また、培養ケラチノサイトにおけるTnfrsf19の発現亢進する条件を見出した。これらの成績は、初期毛包形成期におけるTnfrsf19-Shh経路の新しい機序を提供する。
薬理学