種を越えたIgAの抗原特異的免疫抑制作用について解析するために、マウスにおいて免疫抑制作用を示したマウス抗卵白アルブミンモノクローナルIgAの可変部領域の遺伝子配列を明らかにし、その遺伝子配列をヒトIgA2、κ鎖発現ベクターに組み込み、ヒトマウスキメラ抗卵白アルブミンモノクローナルIgA2発現細胞を作製した。また、マウス抗卵白アルブミンモノクローナルIgAの免疫抑制作用のメカニズムについて解析し、その抗原特異的免疫抑制作用の一部は、抗原を中和することによりB細胞の活性化を抑制する作用によるものであることを明らかにした。
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