研究成果の概要 |
核酸医薬の劇的な活性向上を目指し、相補鎖核酸に対する圧倒的な結合親和性を有する人工核酸として、糖部架橋型核酸2',4'-BNA/LNAに三環性シトシン誘導体 (フェノキサジン塩基) を導入したBNAP (2’,4’-Bridged Nucleic Acid with Phenoxazine) シリーズを開発した。 一方で新たに開発した9-アザフェノキサジン人工塩基核酸 (9-TAP) は、オリゴ核酸中で様々な金属イオンと安定な金属錯体型塩基対を形成することを見出した。9-TAPはDNAナノテクノロジー等にこれまでにない動的変化を誘起させる新たな革新的分子としての応用が期待される。
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