研究課題
基盤研究(C)
腎臓障害や妊娠高血圧腎症の患者では、カテコールO-メチル転移酵素(COMT)の活性の低下と病態の進行が相関することが知られている。我々はCOMTの活性が、S-アデノシルホモシステイン(SAH) によって阻害されていることに着目し、SAHによる阻害を解除する物質(賦活化物質)を見出した。本研究では、さらに活性の高い化合物の探索に並行して、賦活化物質がCOMT賦活化メカニズムを解明することを目的にした。その結果、従来よりも高活性な化合物A00607を見出した。また賦活化メカニズムとして迂回路モデルを構築した。
医歯薬学