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2019 年度 研究成果報告書

非結核性抗酸菌症の病態および増加要因の解明とその臨床応用

研究課題

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研究課題/領域番号 15K08049
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 環境・衛生系薬学
研究機関名城大学

研究代表者

打矢 恵一  名城大学, 薬学部, 准教授 (70168714)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2020-03-31
キーワードMycobacterium avium / 肺M. avium症 / 病態 / 感染様式 / 宿主特異性 / ゲノム解析
研究成果の概要

本研究において,Mycobacterium avium感染症の病態や感染様式と病原体因子との関連性を調べるため,種々の臨床分離株を使って比較ゲノム解析を行った。その結果,肺M. avium症患者由来株と全身播種型M. avium症患者由来株は,遺伝学的に異なっていることが判った。さらに,M. avium 79株を用いた比較ゲノム解析の結果,肺M. avium症の悪化や宿主特異性に関連する特異的な遺伝子領域が存在し,その領域にはpMAH135を含む病原性に関連している遺伝子が存在していた。このような結果は,病原体因子が本感染症の病態や感染様式に重要な役割をしていることを示唆している。

自由記述の分野

感染症

研究成果の学術的意義や社会的意義

肺M. avium症の臨床上の問題点として変則的な病態が挙げられ,さらにM. avium症の感染様式や宿主特異性の違いにおいて,これらは宿主側の要因だけではなく病原体側の遺伝学的特性に起因すると考えられるが詳細は不明であった。
本研究課題により得られた研究成果により,上記問題点の要因を決定している病原体側の遺伝学的特性や特定遺伝子の存在が明らかになり,M. avium症の問題点の解明に大きく寄与することができた。これらの知見は,本感染症の病態や感染様式を理解する上で重要な情報となり,学術的・社会的意義は大きいと考える。

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公開日: 2021-02-19  

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