胚から成体までδ-カドヘリンの中枢神経系・頭部器官の発生や構造維持における機能を示すことを本計画目的とした。そのために胚から成魚までのスケールの標本に対して高スループットで立体的に形態解析する方法の開発に臨んだ。4、5ミリメートルから数センチメートルまでの標本については良好な画像を得る技術が完成し、遺伝子改変動物の形態的スクリーニングに応用した。より高解像度の画像を得るための技術開発をし、拡大率1:2までは良好な画像を得られ、これによりゼブラフィッシュ成魚の3Dデータを蓄積した。それ以上の拡大には課題が生じた。現在は、装置の改善と染色や包埋法のベストプラクティスを検索する過程にある。
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