研究実績の概要 |
糖尿病は洞不全症候群の重要な危険因子の一つであるとされているが,そのメカニズムは解明されていない。このため,糖尿病患者における洞結節および心房筋Ifチャネルを含めたリズム発生に関する因子のリモデリングの有無を評価することを目的として研究を行っている。これまで,その第一段階として,1型糖尿病モデルラットを作成して,糖尿病状態が心房細動を発症する過程において,炎症および酸化ストレスの亢進が誘発していることを明らかにした。さらに,その過程に,肥満細動が関与していることを解明した。これらの研究成果は,下記英語論文として報告した。
Mast Cells Play an Important Role in the Pathogenesis of Hyperglycemia-Induced Atrial Fibrillation. Uemura K, Kondo H, Ishii Y, Kobukata M, Haraguchi M, Imamura T, Otsubo T, Ikebe-Ebata Y, Abe I, Ayabe R, Saito S, Aoki K, Nagano-Torigoe Y, Akioka H, Shinohara T, Teshima Y, Masaki T, Yufu K, Nakagawa M, Takahashi N. J Cardiovasc Electrophysiol. 2016
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