糖尿病患者は洞不全症候群および心房細動などのリズム異常を合併することが多い。洞結節細胞の線維化およびリモデリングなどの関与が考えられている。 今回の我々の研究によって高血糖状態が炎症および酸化ストレス亢進を介して心房細動を誘発していることが明らかにされた。さらに、その過程に肥満細胞の関与も明らかにした。また、肥満細胞から放出されるレプチンのリズム障害に対する影響を研究した結果、高レプチン血症は心房の線維化を進展し、心房細動を誘発させることを英語論文として報告した。加えて、我々はインターロイキン10が高脂肪食によって引き起こされる心房リモデリングと心房細動を抑制できることを確認した。
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