研究課題
機能測定を施行した。心臓から右室乳頭筋を摘出し、Aequorinを用いて線維化した部分を含んだ状態での細胞内Ca2+濃度と収縮機能測定を行った。細胞内Ca2+濃度測定と等尺性収縮張力測定にて、線維化関連因子と考えられるFGF-23のリコンビナント蛋白を投与した。その結果、張力の増強とそれに伴う細胞内Ca2+の増加が認められた。このことはFGF-23は心筋細胞内のCa2+増加を介して、張力増強作用を持つことが示唆される。一方で、Ca2+感受性には大きく影響を与えないものと考えられた。
2: おおむね順調に進展している
現在順調に進展している。
心筋細胞と線維芽細胞のFGF23発現の再検討を行う予定である。特に伸展刺激を与えた際のFGF23発現変化を詳細に検討していく。乳頭筋を用いた伸展刺激を主に予定し、必要であれば培養細胞レベルでの伸展刺激も行う。発現確認にはRT-PCRで検討し、発現上昇が認められれば、タンパクレベルでの発現も確認していく。
消耗品である抗体代に使用した。
確認のため、他社の抗体を購入し、再現性を確認したため。
すべて 2016 2015
すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 1件)
PLoS One
巻: 11(2) ページ: e0148666
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Am J Physiol Heart Circ Physiol.
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