Piezo1は生体内の様々な組織において外界からの機械刺激への応答に関与することが報告されているイオンチャネルであるが、表皮における生理機能は不明である。それを明らかにするために本研究ではまず表皮におけるPiezo1の局在部位を明らかにした。Piezo1はケラチノサイト(角化細胞)に存在していた。高い発現が認められた顆粒層最表層を単離し、電気生理学的手法により膜電流を測定した。また同時にケラチノサイト特異的Piezo1ノックアウトマウスの作製を行っている。今後それらを組み合わせることによってPiezo1の表皮における生理機能を明らかにしたい。
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