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2017 年度 研究成果報告書

高悪性胃癌の病態解明を目指す病理学的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 15K08340
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 人体病理学
研究機関東京大学

研究代表者

牛久 哲男  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 准教授 (60376415)

研究協力者 山澤 翔  
田中 淳  
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード胃癌 / 胎児形質 / びまん型胃癌
研究成果の概要

複数の胎児形質マーカー遺伝子発現を基に、386例の胃癌臨床検体を対象にクラスター解析を行った。胃癌の約20%が胎児形質マーカー高発現群であり、この群にはAFP産生胃癌が含まれ、分化型優位、高頻度の脈管侵襲、高いリンパ節転移率、患者予後不良を示す高悪性度胃癌であった。遺伝子異常ではTP53異常が高頻度だが、マイクロサテライト不安定性やEBウイルス感染との関連は乏しく、TCGA分類では染色体不安定型に分類された。早期癌の解析でも悪性度が高い傾向があり、内視鏡的治療などの縮小治療の適応は慎重にすべき群である。悪性度の高いびまん型胃癌においてはRHOA変異陽性例の臨床病理学的特徴を明らかにした。

自由記述の分野

消化管病理学

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公開日: 2019-03-29  

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