研究課題
2017年には研究課題に関連して以下の研究を行い、発表した。1.唾液腺腺様嚢胞癌では、MYB、MYBL1、NFIB遺伝子異常がほとんどの症例で関与し、MYB/MYBL1異常は腫瘍悪性度、MYC高発現、患者予後と関連することを明らかにした(Histopathology. 2017;71:823)。2.唾液腺腺様嚢胞癌では、EGFR経路遺伝子(特にRAS)の異常が見られ、予後不良因子であることを明らかにしたが、この知見は抗EGFR抗体治療を行う際には重要と考えられる(Oncotarget. 2018;9:17043)。3.唾液腺癌では、免疫治療の標的となりうる癌精巣抗原が高悪性度腫瘍に高発現し、特に腺様嚢胞癌では頻度が高く、予後因子になることを明らかにした(Histopathology. 2017 ;71:305)。4.稀なStriated duct adenomaを報告した(Pathol Int. 2017;67:316)。5.WHO Classification of Head and Neck Tumours. 4th ed.では、粘表皮癌、明細胞癌、分泌癌について、主著者または共著者して執筆した(WHO Press Lyon 2017)。
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すべて 雑誌論文 (11件) (うち査読あり 8件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 3件、 招待講演 1件) 図書 (4件)
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