今後の研究の推進方策 |
1. 期間延長した平成30年度前半には再検が必要と考えられたサンプルのmiR20a, miR21, miR93, miR181bの発現解析を行う予定である. 2. 期間延長した平成30年度にはUC関連異形成発癌症例のホルマリン固定・パラフィン包埋切片からDNAを抽出し,Wnt/β-cateninシグナル伝達系関連遺伝子としてβ-catenin, APC,Axin,RAS/RAF/MAPKシグナル伝達系関連遺伝子としてBRAF,Krasの変異をdirect sequence法で検索する. 3. 平成28-29年度に予定していた(1) 持続炎症発癌モデルにおけるmiR 20, 21, 93, 181b発現の解析, (2) 持続炎症発癌モデルにおけるmiRの機能変化の検証,(3) 炎症性発癌モデルに対するmiR機能調節薬剤による発癌抑制効果の検証については,今回の科研費残額の範囲内では実施困難であり,改めて科研費申請を行う予定である.
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