研究成果の概要 |
クロマチン再構成因子複合体欠失、発現抑制は、多くの悪性腫瘍の発生、進行に関係することが明らかにされつつある。しかし、その発癌メカニズムの解明、特に、クロマチン再構成因子の機能抑制が、細胞死ではなく、細胞増殖に正に働くメカニズムは不明である。本研究はクロマチン再構成因子複合体、特に、その複合体のなかで、DNA結合モチーフをもつARID1Aの発現の発現異常と悪性リンパ腫形成の関係を検討することを目的にした。 その結果、悪性リンパ腫細胞においてRABFIP11, LRP1B, TMEM207の発現誘導が腫瘍進行に関わることが明らかになった。
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