1) EGFR-mutant肺腺癌細胞H1975には、tyrosine kinase inhibitor (TKI)存在下でも生存可能な亜株 (WR7 cell)が含まれている。WR7 細胞はEMTを起こし、EGFR非依存性かつ異性化酵素 Pin 1依存性に生存している。 2) Angiotensin converting enzyme 2 (ACE2)は、EGFR-mutant肺腺癌細胞HCC827由来のTKI耐性亜株に高発現する一方、親株(TKI感受性)には殆ど発現していない。我々はACE2に結合し、細胞に内在化される抗体を開発したが、この抗体は新規抗体医薬のベースとなる可能性がある。
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