研究課題
ヨーロッパ病理学会にて Xp11.2転座型腎細胞癌における TFE3 break apart FISHの有用性について発表した。6例について検討し、免疫染色で 3例で陽性になったが、TFE3 breark apart FISHではいずれも陽性になり、免疫染色で equivocalな 2例では FISHにおいて 1例は陰性で、1例では FISHが成功しなかった。免疫染色で陰性の 1例では FISHでも陰性であった。日本泌尿器科学会四国地方会では 6p21転座型腎細胞癌の 6例について検討し、検診や他疾患の精査中に発見されることが多いことを見出した。予後については 1例で死亡例があることが判明した。ALK転座型では 2例において甲状腺癌では報告されているがm腎細胞癌では過去に報告されていない STRNのパートナー遺伝子を同定した。
2: おおむね順調に進展している
研究が当初計画通りすすんでいるため。
6p21転座型腎細胞癌について臨床病理学的特徴について更に検討を進め、論文化を進める。
計画が多少遅れた。
来年度の物品購入に使用する予定。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 2件、 査読あり 2件) 学会発表 (1件)
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