研究課題/領域番号 |
15K08452
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
寄生虫学(含衛生動物学)
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 (2016-2018) 順天堂大学 (2015) |
研究代表者 |
橋本 宗明 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 主任研究員 (30407308)
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研究協力者 |
御子柴 克彦
古川 功治
戸井 基道
呉林 なごみ
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | トリパノソーマ / Ca2+シグナリング / IP3受容体 |
研究成果の概要 |
T. cruziを病原体とするシャーガス病に対する新規治療薬開発が急務である。本研究では、T. cruziの分裂増殖などを制御するCa2+チャネル(TcIP3R)を介するCa2+シグナリングを標的とした治療薬開発のための基盤研究を行った。本経路の分子特性を電子顕微鏡、生体イメージングなどにより明らかにしたと共に、治療薬のリード化合物となり得る本経路の阻害剤を次世代アンチセンスオリゴを発見した。
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自由記述の分野 |
寄生虫学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
寄生原虫Trypanosoma cruziを病原体とするシャーガス病に対する現行の治療薬は、効果や副作用の点で実用的でなく、新規治療薬開発が急務である。本研究は、申請者らの独自研究を発展させ、T. cruziの分裂増殖・変態・細胞侵入などを制御するCa2+チャネル(TcIP3R)を介するCa2+シグナリングを標的とした治療薬開発のための基盤研究を行った。本成果により、トリパノソーマのCa2+シグナリングのユニークな点を顕在化したとともにその特異的阻害剤を新たに同定し、副作用のない治療薬開発で患者救済に貢献する。
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