研究代表者はこれまでにサルモネラIII型エフェクターを網羅的に解析し、宿主の炎症誘導に関わるNF-κB活性化を制御する機能をもつ7つのタンパク質(Signal regulated effectors, SreABCDEFG)を同定した。本研究ではSreABCDEFGの機能を明らかにすることを試みた結果、SreAおよびSreBがzinc metalloprotease活性により感染細胞質中でNF-κB p65を消化することによってNF-κB活性化を制御することが示唆された。しかしながら、SreAおよびSreBによるNF-κB活性化制御の感染における役割をマウスモデルで証明するに至らなかった。
|