研究成果の概要 |
耐性菌の広域拡散を可視化するシステムの研究開発を行った。1)既存の2DCMの改良により、県レベルの7年分、全国レベルの3ヶ月分のVREの拡散を可視化することに成功した。2)新規の完全グラフ検索algorithmによって大型完全グラフの検索が可能になり、JANIS全国データ2017年度19,516,142件のデータから得た430,536株のMRSAおよび2008年~2017年の約1億件のデータから得た7,400株のVREの薬剤感受性によるグループ分けに成功し広域拡散を見ることができた。この方法は、遺伝子配列、質量分析を用いた解析にも利用でき、より精度の高い菌拡散の解析への応用も期待できる。
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