研究課題
1.本年度はPPIスクリーニング系の構築では、core蛋白質と機能的に相互作用するPA28γのホモダイマーによるmammalian-two hybride screening系の構築をした。化合物スクリーニングLOPAC ライブラリーを使い、数個の候補化合物が確認できた。また、HBVcore promoterアッセイ系を構築し、新規抗ウイルス剤として数種類を同定した。2.新規培養細胞スクリーニング系によって化合物ライブラリをスクリーニングし、感染および病原性を標的にした化合物同定を行った。プロテオミクス解析から、FKBP6とNS5Aとの相互作用がウイルス複製に重要であることを報告し、FKBP6/8の複合体形成を阻害する化合物同定を行った。3.CDK阻害剤にHBV複製を阻害する化合物を見つけ、その作用機構を次年度解析する。
2: おおむね順調に進展している
ほぼ順調に研究は進展しており、現時点で問題ない。
研究計画に変更はなく、同定した抗ウイルス化合物について作用機構解析を行い、新規抗肝炎ウイルス療法開発に繋げる。
すべて 2015 その他
すべて 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 2件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 3件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 2件、 招待講演 1件) 備考 (1件)
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