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2018 年度 研究成果報告書

遺伝子操作系を用いたロタウイルス感染性および病原性の獲得機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 15K08505
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 ウイルス学
研究機関藤田医科大学

研究代表者

河本 聡志  藤田医科大学, 医学部, 准教授 (60367711)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワードロタウイルス / リバースジェネティクス / 11-plasmid system / NSP2, NSP5 / ヒトロタウイルスの人工合成
研究成果の概要

ロタウイルスは、地球規模で20万人以上の乳幼児死亡の原因となっている嘔吐下痢症の病原体である。任意の組換えロタウイルスを人工合成することは、新規ロタウイルスワクチンの開発のみならず、腸管指向性ウイルスベクターの開発にもつながる。ヘルパーウイルスを必要としない完全なリバースジェネティクス系の開発に取り組み、大阪大学のグループとの共同研究により、全11本のゲノム分節が全てcDNA由来の感染性ロタウイルスを人工合成する技術の開発に成功した。さらに、ロタウイルスゲノムをコードする11本のプラスミドのみから、しかも効率良くロタウイルスを人工合成する方法の開発にも成功した。

自由記述の分野

ウイルス学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本技術は、生体における安全性がいまだ確認されていない、動物ウイルス由来蛋白質等を用いることなく、ロタウイルスの人工合成を可能とするので、ロタウイルス増殖機序や病原性発現機構の解明といった基礎研究のみならず、安全性に優れた、次世代ワクチン、新規な腸管細胞への外来遺伝子の伝達技術の開発といった臨床応用での有用性につながる。この新規の手法では、ロタウイルスゲノムをコードする11本のプラスミドを用いるのみであり、簡便かつ安全であり、高効率である点など、実用性の高い手法である。

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公開日: 2020-03-30  

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