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2018 年度 研究成果報告書

抑制型PILRαの単球浸潤における役割及びその生体内での生理的意義の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 15K08531
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 免疫学
研究機関大阪大学

研究代表者

伊勢 雅子 (香山雅子)  大阪大学, 微生物病研究所, 助教 (40598885)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード単球 / 浸潤 / 肥満
研究成果の概要

抑制性の細胞表面分子であるPILRαがLy6c陰性の単球に高発現し、単球のインテグリンのシグナルを制御していることを明らかにした。また、PILRαが細胞―細胞接着に関与するインテグリンのシグナルを制御することで、脂肪組織や肝臓への単球の浸潤を負に制御していることを明らかにした。さらに、aged PILRα遺伝子欠損マウスが加齢とともに強皮症様のフェノタイプも示し、皮膚における炎症性リンパ球の浸潤にPILRα分子が関与している可能性も明らかにした。

自由記述の分野

免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

現代病とも言えるメタボリックシンドロームに関連する疾患において、疾患局所に浸潤し組織固有の機能を持ったマクロファージに分化する能力を有する単球が注目されている。申請者らはPILRα分子が単球の組織への浸潤を抑制的に制御していることが明らかにした。このことは逆に、脂肪組織あるいは肝臓への単球の浸潤を防ぐことができれば、肥満や肝臓の繊維化を抑制できることを意味している。つまり申請者らによって明らかとなったPILRα分子による単球の動態の制御によって、これらの疾患の予防あるいは治療に繋げられる成果だと考えている。

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公開日: 2020-03-30  

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