研究課題/領域番号 |
15K08541
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
篠崎 博光 群馬大学, 保健学研究科, 教授 (30334139)
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研究分担者 |
渡辺 秀臣 群馬大学, 保健学研究科, 教授 (40231724)
牧野 孝俊 群馬大学, 保健学研究科, 講師 (50389756)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 多職種連携教育 / チーム医療教育 / 多職種連携実践 / チーム医療 / 周産期 |
研究実績の概要 |
分娩をはじめとする周産期医療は産科医、助産師をはじめ小児科医、NICU医師、救急医、麻酔医、家庭医、看護師、心理士、医療ソーシャルワーカーなどの多職種が連携して周産医療が提供されており、妊産婦死亡率や周産期死亡率点からも世界のトップレベルの周産期医療である。一方、分娩の管理方針に対して専門職種ごとに管理方針に対する態度が異なることが報告されており、多数の専門職種の関与する分娩をはじめとする周産期医療では、専門職種間の理解・連携が重要である。本研究では我が国の周産期医療における多職種連携教育の有用性を検討するため、産科救急医療シミュレーションコースであり、チームSTEPPS(Team Strategies and Tools to Enhance Performance and Patient Safety)のチーム医療ツールと戦略がコース内容に組み込まれ、チーム医療とそれに基づく医療安全のカリキュアムが強化されたALSO(Advanced Life Support in Obstetrics)プロバイダーコース参加者ならびにインストラクターを対象に多職種連携教育の効果について検証する。 事業初年度は文献検討ならびにALSOプロバイダーコース参加者ならびにインストラクター行いインタビューを行い、研究の枠組みならびに質問紙調査の調査内容を再度検討し確定した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
平成27年度は、全国調査実施前の文献検討ならびにインタビュー調査に時間がかかった点ならびに当初予定されていなかった国際協力・研究のための海外出張があい続いたため平成27年度実施予定の全国での研究調査が実施できなかった。
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今後の研究の推進方策 |
平成28年度は前年度実施できなかった全国調査を実施する。全国規模の調査では症例の脱落等が多くなるころも予想されるが、調査実施場所ならびに調査協力者との連絡を密にとり脱落者の減少するよう工夫し調査研究の遅れをカバーする予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
全国調査が施行できなかったので、研究調査費用ならびに関連の経費の使用が行われなかった。
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次年度使用額の使用計画 |
本年度全国調査を実施に伴う研究調査費用ならびに全国研究実施地との連絡費用ならびにデータ入力管理のための人件費を使用する予定である。
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