研究課題
分娩をはじめとする周産期医療は産科医、助産師をはじめ小児科医、NICU医師、救急医、麻酔科医、家庭医、看護師、心理士、医療ソーシャルワーカーなどの多職種が連携して周産期医療が提供されており、妊産婦死亡率や周産期死亡率の点からも我が国の周産期医療は、世界のトップレベルであるといえる。しかし、我が国の周産期医療体制は、産婦人科医や助産師などの医療専門職が不足しており、多職種連携実践などにより、より効率的でかつより効果的な体制の確立が必要である。さらに、産科医、家庭医ならびに助産師などのそれぞれの専門職は管理方針や分娩に対する態度が必ずしも一致しておらず職種間での違いを認める。このためそれぞれの職種について十分に理解するための多職種連携教育が必要となる。本研究は多職種連携教育の有用性を検討するため、産科救急医療シミュレーションコースであり、チームSTEPPSのカリキュラムが強化されたALSO-Japanプロバイダーコスへの参加者を対象に自記式質問紙調査を行いプログラムの有用性を検討することを目的としている。本年度は質問紙の内容の再検討ならびに修正版チーム医療に対する態度尺度の日本語版の翻訳の再検討を行い、その後にパイロットスタディーを行い、本調査への準備を完了させた。また当該年度では、これまで我々が行ってきた、本学のチーム医療教育ならびにラオスで行っているチーム医療教育の実践ならびにその成果にについて報告した。
3: やや遅れている
修正版チーム医療に対する態度尺度(日本語版)について検討が必要であった。同尺度についての検討を行ったため研究計画がやや遅れている。
今後はALSO-Japanプロバイダーコスの参加者に対して質問紙調査を行い、プログラムの有用性について検討する予定である。
本年度全国調査が行うことができなかったため。
本年度全国調査を来年を実施・使用予定である。
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J Interprof Care
巻: 30(3) ページ: 401-403
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J Interprof Care.
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