研究課題
以下の基礎医学系のトップジャーナル15誌から2014年出版された論文のうち、被引用数の高いもの約150編を集めて論文の構造や構成要素のMove分析を行った。<Introductionの分析>Move 1(対象の提示と問題提起):対象の紹介や重要性のアピール、注目すべき先行研究の内容や解決すべき問題が提示されていた。Move 2(着眼点の提示):本研究における新たな展開に重要なものや事象の紹介と、それに関する問題点が提示されていた。Move 3(本研究の紹介):本研究で何を行うのかの方向付けやThesis statementが示されていた。<Methodsの分析>Move 4(研究材料):研究材料となる資料の入手方法を提示する。Move 5(研究の遂行):行った研究の手順が示されていた。Move 6(コンピュータプログラムによる分析):統計解析などが提示されていた。<Resultsの分析>Move 7(導入と方法):行った実験の方法の概略とそれを行う理由が提示されていた。Move 8(具体的な結果の提示):得られた結果が示されていた(過去形)。Move 9(結果の解釈の提示):結果が何を意味するのかの解釈が提示されていた(現在形)。<Discussionの分析>Move 10(研究概略の提示):行ったことに対する簡単な導入と結果の概略が示されていた。Thesis statementに対する結論が示されていた。Move 11(結果の検討):個々の結果の検討、先行研究との比較、研究の限界点が提示されていた。Move 12(まとめ):研究のまとめ、結論、将来展望が提示されていた。これらの分析を踏まえて、それぞれのMove別のコーパスの作成を行った。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件) 図書 (1件)
Plos One
巻: 13 ページ: e0192136
10.1371/journal.pone.0192136
NU Ideas
巻: 6 ページ: 1