研究課題/領域番号 |
15K08556
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
工藤 孔梨子 九州大学, 大学病院, 学術研究員 (50644796)
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研究分担者 |
清水 周次 九州大学, 大学病院, 教授 (70274454)
安徳 恭彰 九州大学, 医学研究院, 助教 (20529797)
中島 直樹 九州大学, 大学病院, 教授 (60325529)
工藤 達郎 久留米工業大学, 工学部, 講師 (40745303)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 国際連携 / 遠隔医療カンファレンス / データベース |
研究実績の概要 |
本年度は国際カンファレンス運営システムにおける「イベントプログラムシステム」、および一部の「施設マイページ」「管理者システム」の構築及びセンター内運用を行った。 「イベントプログラムシステム」に関しては、これまでばらばらに運用されていたプログラムの統一形式を作成することで、情報不備を防止し良質なプログラム作成を支援できた。また複製機能を設け定例プログラムの準備を効率化できた。初年度に構築したメーリングリストとイベントプログラムの両システムをリンクさせることにより、イベントプログラムに含めるべきメンバーがメーリングリストから外れてしまう問題を防止することが可能となった。 イベントプログラムシステムの構築にあたっては多様なプログラムに対応するため、試運用する中で当初想定より多くの機能を持ったシステムが必要であることが分かった。現在90%程度完成しているが、本システム形式については今後も継続的なニーズ調査及び更新が必要であると考えられる。このため、イベントプログラムシステムに関しては、本研究終了後のステップである、外部公開を一部前倒しで開始することとし、本年度中にセンターのホームページ上で一部のプログラムを公開することに成功した。国際医療カンファレンス実施にあたり最も重要なイベントプログラムシステムについて公開運用しながらフィードバックを入手し、適切なシステムの設計を進めるとともに、周辺システムを構築していくこととする。 その他「施設マイページ」については、これまでに構築したメンバーやイベントプログラムに関するシステムに関連する部分のみを構築し、その代わり必要となった「管理者システム」を構築した。また本研究で別途構築予定としていた技術的情報管理システムや、書類管理システムについては、今後公開運用しながらニーズを調査したうえで構築するべきであると考えたため、本研究では扱わないことにした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
当初計画していたイベントプログラムシステムについては、構築・センター内試運用を達成したばかりではなく、本研究終了後のステップであるセンター外への公開運用を開始できたため。これにより国際医療カンファレンス実施にあたりもっとも重要なイベントプログラムシステムについて、外部からのフィードバックを入手しより適切なシステムの設計を進めることができる。また公開運用したシステムに関しては、プログラムの脆弱性やセキュリティ等の技術的ハードルについても検討を行い、解決したうえで公開することができた。
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今後の研究の推進方策 |
今後は国際医療カンファレンス実施にあたり最も重要なイベントプログラムシステムについて公開運用しながらフィードバックを入手し、適切なシステムの設計を進める。またそれにあわせて、周辺システムを設計する。 実際の施設外への公開運用には、システム構築、セキュリティ管理、ID管理、マニュアル整備などまだ多くの壁があり、本年度一部開始した公開運用によってより明確な研究戦略を構想する。
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次年度使用額が生じた理由 |
論文投稿先のジャーナルへの掲載費として確保していたが、年度内に採択を得られなかったため予算が余ってしまった。
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次年度使用額の使用計画 |
採択される論文作成に引き続き尽力し、ジャーナルへの掲載費としたい。また、研究協力者の開発環境向上のため周辺機器購入に充てる。
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