研究課題/領域番号 |
15K08556
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
工藤 孔梨子 九州大学, 大学病院, 助教 (50644796)
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研究分担者 |
清水 周次 九州大学, 大学病院, 教授 (70274454)
安徳 恭彰 大分大学, 医学部, 准教授 (20529797)
中島 直樹 九州大学, 大学病院, 教授 (60325529)
工藤 達郎 久留米工業大学, 工学部, 講師 (40745303)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 国際連携 / 遠隔医療カンファレンス / データベース |
研究実績の概要 |
最終年度である本年度は、システムの継続的更新、及び、「イベントプログラム管理システム」・「イベント実績管理システム」の院内・院外運用、および「人物情報管理システム」の院内運用による遠隔医療カンファレンスを継続的に実施した。 3年間の研究期間で、開催イベント数は1年目の2015年度は90回、2年目の2016年度は121回、3年目の2017年度は126回と増加した。国際医療教育ネットワークは新たに38か国196施設へ拡張し、2018年3月31日時点で62か国577施設となった。2015年6月からは開催予定のイベントプログラム情報をオンラインで公開し運用した。 本研究で遠隔医療カンファレンスマネジメントシステムを開発・運用することにより、情報の不備を防止し、高品質なカンファレンスの実施を効率的に行うことが可能になった。また以前は困難だった開催前のプログラム情報をオンライン上で公開し、幅広い参加者への事前告知が可能となった。本成果を国内外の学会・ジャーナルで発表した。 今後は本オンラインシステムを用いた周知をさらに強化するとともに、多国間を結ぶ遠隔医療カンファレンスの企画・実施の困難さを本システムにより円滑化し、国際医療カンファレンスの企画者を育て、優良なプログラムの実施につなげていきたい。そのためには現在限られた企画者に許可しているイベントプログラムの企画をさらに多くのユーザに使用していただき、遠隔医療カンファレンスイベントの企画を推奨する必要がある。システムのセキュリティを整備し、世界の連携施設へ本システムを展開することでさらに多くのユーザへのイベント企画・実施を促進できる。
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